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2009年4月 9日 (木)

コンビニECの社会性について、いまさら考えてみた(その2)

昨日の「コンビニECの社会性について、いまさら考えてみた」に引き続き、コンビニECの話題です。ちなみに、ここでいう「コンビニEC」とは、コンビニで商品の受け取り、代金の支払いが行えるネット通販、また、「社会性」とは、社会に対しての貢献度を指しています。

コンビニECに社会性があるか

以前、私はセブン-イレブンのEC子会社セブンドリーム・ドットコムでお世話になったことがあります。その当時の上司で、今、メディアフラッグを立ち上げられた福井社長のブログでは、コンビニECについて、「コンビニECが定着しなかったのは、社会性がなかったからだ」という発言をされていました。

その当時のコンビニECとは、

 1.利便性

  • 宅配が家に来るのを待たなくて良い
  • 人気ゲームソフトなどは、発売日到着の朝、確実にお店に届くので、お店に並ばなくて良い
  • クレジットカードを持っていなくても、店頭でお金の支払ができるので、ネット通販ができる

 2.安全性

  • 大企業のEC事業だから安心して買い物ができる
  • 代金の支払いが店頭でできる
  • 女性の一人暮らしなど、宅配業者が家に来ないので、安心
  • 個人情報の入力が最低限でOK。(住所、クレジット情報の入力等が不要)

など、ユーザーがネット通販になれ、宅配便がサービスを改善するに従って、上記の社会性はどれもニッチなニーズとなってしまい、コンビニECというインフラだけでは、当初期待したビジネス規模を満たす結果にはなっていないのだと思います。

結果、セブン-イレブンなどは、セブンイレブンネットをつかった、グループシナジーを活かした商品力の方向に進んでいる用です。

ただ、商品力の違いだけでは、すでに市場を持っているAmazon、楽天などからのブランドスイッチは難しいのだと思います。

では、コンビニECの役割は終わってしまったのでしょうか。
私はそうは考えません。1小売EC店舗で終わることなく、新しい社会性を提示していってもらいたいです。


今だから求められる新たな社会性について

Fotolia_9555988_xs 結論を述べると、これからのコンビニECの社会性として、一つの切り口は、「エコ通販」だと思います。

つまり、環境にやさしい通販ということです。

ネット通販市場は、ほぼ一般市場に定着し、一時の勢いはないものの、まだまだ拡大トレンドが続いています。あわせて、商品発送につかわれる梱包資材も膨大な量になっています。

消費者も、ネット事業者も、無駄と知りながらも、配送トラブルを考えると手が打てないのが現状です。

それを、コンビニの店頭で受取りをするには、梱包を最低限に抑えた形で、レジ袋に入れて持って帰ってもらう程度の梱包で提供します。その場合も、レジ袋ではなく、ご自分でエコバッグをお持ちください。というメッセージを流します。

「コンビニの買い物時にレジ袋を使わない、通販でも大げさな梱包を行わない。」というのは、一貫した企業の重要なメッセージとなり得るため、加盟店に負担を強いる販促用の予算ではなく、環境に配慮したCSR活動の告知CMを使って、ネット事業の認知促進告知を行います。

あとは、梱包コストの削減により浮いたコストを、植林などのカーボンオフセットの取り組みにつかったり、先日のNanacoポイント付与のような形で消費者に還元することにより、消費者に対して「コンビニECを使った、ここのレベルでできるエコ活動」という形でブランドスイッチを促します。

以上、上記は、ほんの一例ですが、コンビニECというインフラ事業が、
単純な小売り事業でなく、さらなる社会性をもった事業として発展するように。
という願いをこめて、述べさせていただきました。

こういったエントリーは、長文になってしまいますね。お読みいただきまして、ありがとうございました。

© Tjall - Fotolia.com

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